冷凍食品は体に悪い?添加物・塩分・栄養のポイント

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「冷凍食品って体に悪いの?」

忙しい日の食事や、お弁当のおかずなどに便利な冷凍食品。でも、「毎日のように食べても大丈夫?」「栄養が少ないのでは?」と気になる人もいるのではないでしょうか。

実は、冷凍食品だからといって、一律に「体に悪い」と考える必要はありません。

大切なのは、冷凍食品そのものを良い・悪いで判断するのではなく、どんな食品を選び、どのように食事に組み合わせるかです。

この記事では、添加物・塩分・栄養が気になる人に向けて、冷凍食品を毎日の食事に取り入れるときのポイントをまとめます。

冷凍食品は本当に体に悪い?

まず知っておきたいのは、「冷凍されていること」だけを理由に、冷凍食品を体に悪いと決めつけることはできないということです。

冷凍食品には、野菜、魚、肉、餃子、麺類、おかずなどさまざまな種類があります。そのため、栄養面を考えるときは「冷凍食品かどうか」だけではなく、食品の内容や食べ方を見ることが大切です。

冷凍食品は本当に体に悪い?イメージ画像
(※画像はイメージです。)

例えば、冷凍野菜を料理に使う場合と、味付けされた冷凍のおかずを単品で食べる場合では、食事全体の内容が大きく変わります。

つまり、冷凍食品は「使うか、使わないか」ではなく、上手に取り入れることを考えるほうが現実的です。

冷凍食品の添加物は気にしたほうがいい?

冷凍食品で心配されやすいのが、食品添加物です。

冷凍食品は低温で保存・流通される食品なので、保存料を使わなくても品質を保てる仕組みになっています(参考:日本冷凍食品協会「冷凍食品Q&A」)。

一方で、味付けや食感を整えるために、調味料(アミノ酸等)や加工でん粉などが使われている商品もあります。食品添加物は、使える種類や量が国のルールで決められています。

気になる場合は、パッケージの原材料名を見て、自分が避けたいものが入っていないか確認してみましょう。原材料は使用した重量が多いものから順に書かれていて、食品添加物は原材料と区別して表示されています(「/」で区切る商品や、別の欄に分ける商品があります。参考:消費者庁「早わかり表示ガイド」)。

原材料名と添加物が別の欄に分けて書かれた表示の例
原材料名・添加物の表示の例(商品の一例です)

例えばこの表示では、原材料名とは別に「添加物」の欄があり、加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、増粘多糖類が書かれています。商品によって違うので、「冷凍食品だから」とひとまとめにせず、1つずつ見て選ぶのが現実的です。

冷凍食品で気をつけたい2つのポイント

1.栄養成分表示で食塩相当量などを確認する

冷凍食品を選ぶときは、パッケージの栄養成分表示を見てみましょう。エネルギー、たんぱく質、脂質、炭水化物、食塩相当量が分かると、どんな食品なのかイメージしやすくなります。

特に、味付けされたおかずや麺類は食塩相当量をチェックしておきたいところです。同じ種類の商品で迷ったときも、数字を見比べると選びやすくなります。

食塩相当量の目標量は、厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」で、成人男性が1日7.5g未満、成人女性が6.5g未満とされています(参考:農林水産省)。

栄養成分表示の例(1袋250gあたり、食塩相当量2.0g)
栄養成分表示の例(商品の一例です)

例えば、この表示では1袋(250g)あたり95kcalですが、食塩相当量は2.0gです。目標量と比べると、1袋で1日分の約3割にあたります。

ただし、目標量は毎日の習慣的な摂取量の目安です。1食で超えたからといって気にしすぎる必要はなく、その日のほかの食事とのバランスを見ることがポイントです。

2.野菜やたんぱく質を組み合わせる

冷凍食品を主菜として食べる場合は、それだけで食事を終わらせず、野菜や汁物などを組み合わせると食事全体を整えやすくなります。

例えば、冷凍のおかずを食べる日に、サラダや温野菜、具だくさんのスープなどを加える方法があります。

反対に、冷凍食品に野菜や肉などが含まれている場合は、無理に品数を増やす必要はありません。

冷凍野菜の栄養は?便利な使い方も

冷凍食品というと完成したおかずをイメージする人も多いかもしれませんが、冷凍野菜も毎日の食事に取り入れやすい食品です。

「冷凍野菜は栄養が少ない」と思われがちですが、一概にそうとは言えません。冷凍野菜は加熱処理をしてから急速に凍らせて作られるため、ビタミンCなどの水溶性の栄養素は減りやすい一方で、生鮮野菜も収穫から時間が経つと栄養が減っていくことがあります。農畜産業振興機構の資料では、加熱した状態で測ったほうれん草のビタミンC量が、冷凍品のほうが多かった例も紹介されています(参考:農畜産業振興機構「野菜情報」)。

どちらが優れているというより、野菜の種類や栄養素によって違うため、生鮮野菜と冷凍野菜を使い分けるのが現実的です。

冷凍野菜なら必要な分だけ使えて、料理の手間も減らせます。例えば、冷凍ほうれん草やブロッコリーをスープや炒め物に加えるだけでも、野菜を取り入れやすくなります。

冷凍食品を食べるときの組み合わせ例

冷凍食品を食べるときは、難しく考えすぎなくても大丈夫です。

例えば、次のような組み合わせがあります。

  • 冷凍チャーハン+野菜スープ+サラダ
  • 冷凍餃子+ご飯+野菜たっぷりのスープ
  • 冷凍パスタ+サラダ+スープ
  • 冷凍野菜+肉や魚+ご飯
  • 冷凍のおかず+ご飯+具だくさんの味噌汁

もちろん、毎回このように揃える必要はありません。

冷凍食品を使うときに気をつけたい保存と調理

保存や調理方法にも注意。イメージ画像
(※画像はイメージです。)

栄養面だけでなく、保存や調理方法にも注意しましょう。

厚生労働省は、冷凍食品などの解凍は冷蔵庫の中や電子レンジで行うこと、加熱して食べる食品は十分に加熱することなどを案内しています。

また、家庭の冷凍庫は詰め込みすぎず、冷凍が必要な食品は購入後できるだけ早く冷凍庫に入れることも大切です。厚生労働省は、家庭の冷凍庫について-15℃以下を目安としています。

商品によって調理方法は異なるため、パッケージに記載された保存方法や調理方法を確認することも忘れないようにしましょう。

「冷凍食品=手抜き」と考えなくてもいい

冷凍食品を使うことに罪悪感を持つ人もいるかもしれませんが、忙しい日に無理をして料理を続けるより、冷凍食品で準備の負担を減らすのも、食生活を続けるための一つの方法です。

大切なのは、「冷凍食品を使ったかどうか」ではなく、無理なく続けられる食生活になっているかです。

冷凍食品を上手に取り入れるためのチェックポイント

  • 栄養成分表示(食塩相当量など)と原材料名を確認する
  • 野菜やたんぱく質など、足りないものを組み合わせる
  • 冷凍庫に詰め込みすぎない
  • 保存方法・調理方法をパッケージで確認する
  • 冷凍食品だけでなく、1日全体の食事バランスを見る

▶ どんな冷凍食品があるか見てみる(公式サイト)

まとめ|冷凍食品は使い方次第で便利な味方

冷凍食品だからといって、最初から「体に悪い」と決めつける必要はありません。

大切なのは、栄養成分表示や原材料名で食品の内容を確認し、野菜やたんぱく質などを組み合わせながら、食事全体のバランスを考えることです。

忙しい日に料理の負担を減らしたいときにも、冷凍食品は上手に使えば便利な選択肢になります。

「冷凍食品は体に悪い」と一括りにするのではなく、自分の生活に合わせて上手に取り入れる。それくらいの気持ちで利用してみると、毎日の食事が少し楽になるかもしれません。

※この記事は一般的な食生活に関する情報をまとめたものです。特定の疾病の治療や予防を目的としたものではありません。

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